なぜ、認知症介護に椅子が役立つのか?

ほんとうに、認知症を理解していますか?

 

両親が認知症になられた方はどうして対処したらいいのか戸惑うしかないですね。医者からご両親または連れ合いの方が認知症と診断されると”うそ”と思います。そして沢山の認知症に関する文献等を調べて、今後どのようにして認知症を介護していくのか勉強しますが、専門家でもないので困惑するばかりです。

しかし難しいことではありません!それは認知症の方の状態と同じ状態になり、本当に理解することから始めればいいのです!

認知症の症状を自分に置き換えて考える。

 

 

 

 

 

認知症になると色んな障害があります。代表的なもので、見当識の障害、判断力の障害、実行機能の障害、記憶障害、失認・失行・失語があります。

見当識障害では、今自分がいる場所、時間、年月日、季節がわからなくなります。また人と会ってもどこの誰だかわかりません。アルツハイマー型認知症の見当識は長く維持できますが症状が進行すると娘、息子、連れ合いに”どなたですか”と質問したりします、年月日がわからなくなるので約束を忘れたり、薬の服用を忘れます。季節に合わない服を着たり、トイレがどこにあるのかわからないのでとんでもないところで行為をしてしまいます。

また 介護施設でも認知症の介護がわからない時代には”家に帰る”と言われると介護士は一所懸命”あなたの家はここですよ”と繰り返し説得しようと努力していましたが、専門家でも説得できなく苦労していました。介護技術も進んできた今では”では家に帰りましょうね”と認知症の方を立たせて玄関に連れて行きますが、だいたい途中で”家に帰る”と言ったことを忘れ自分の部屋に帰ります。認知症対応型グループホーム・認知症対応デイサービスなど沢山の認知症対応施設が開所しているので、年々認知症の介護技術は向上してきているので介護する側は多少楽にいなってきています。

さあ あなたはどのように対処しますか?

認知症の方は意地悪をしているように感じることがあります、しかし家族、連れ合いにとって最初は怒り、次に悲しくなりますが本当にこれらの行為はわざとでなく、認識する機能が働かなくなった事を我々が理解する事が大切です。しかし 医者の意見も聞き、専門家の研修を受けて介護の方法を習得するのですが、習得したはずのやさしさ、ともに時間を過ごす、自分の事として考える観点が親族の場合我慢が出来ず、ヒステリックに”どうして!なんで!ちがうでしょ~!”と怒鳴ってしまいます。介護する人も大変ですが、介護される認知症の両親、連れ合いはもっと混乱してもっと悲しいはずです。

判断力の障害では、善悪の判断が出来なくなって、万引き行為をしたり、赤信号でもわたるような交通違反をしたり、何事にも理解するのに時間がかかるのであいまいな表現が理解できない、例えば椅子に座ってテレビの前で”何のビデオ見ようか?”は理解できない、”俳優○○の時代劇”と具体的に言ってじっくり考えてもらうことです、考える時間がゆっくりであれば認知症の進行にも良い影響があるのであせらず同じ時間で動いてみませんか・・・。

記憶が抜け落ちてしまう記憶障害。

料理の段取りとか洗濯・掃除の手順を考えて効率的に実行できなくなる実行機能の障害。

意味は理解しても、表現する言葉が使えない失語、感覚機能で状況を把握することが出来ない失認、靴下の履き方がわからず手にはめてしますように今まで身についた事が出来ない失行。

以上のような障害が、我々病気でない人々が認知症の方に合うと何を話して、どのように対処していいのかわからない原因です。こちらの言うことは全く分からなくて感情が通じないと思いこみ”次元の違い”を感じてします。しかし認知症の方は、充実した人生を過ごした自信と教養ある知性をもっているのです。当然感情もあり不当な態度には怒りを表し、当然できて当たり前なことが出来なくて失望したり落ち込んだりと激しいい葛藤をしています。その事を表現するすべがないので、吠えたり怒鳴ったりするのです。

椅子が認知症の役に立つ理由

 

 

 

 

 

上の写真は北欧スウェーデンの老人保健施設認知症棟のリビングエリアです。右側のハイバックチェアに座っている女性の方が認知症の方、左側に座っている方が介護士の方です。日本で介護のスタッフがハイバックチェアに座っていると、”さぼっている”ように見られて怒られますよね!写真の介護士さんはリビングに入ってくると腕に触り”ヤンソンさん、こんにちは”と挨拶します。その後すぐ反対側のハイバックチェアに座りますが、挨拶の後”元気とか・具合はどうでか?”などの質問はしないで笑顔でヤンスンさんを見ていました。

認知症の方は対する人が穏やかにしていると穏やかになります、相手の方がけたたましく騒ぐと認知症の方もけたたましくなります。介護する方と認知症の方は鏡を見ているような関係です。その為に身体に負担がかかり苦しかったり、痛かったりする事がないように、体圧分散に優れたハイバックチェアを使用する事で身体の余分な負担を軽減してあげるのが必要なのです。

意味不明な言葉を発するとか、足をかけて相手に暴力をふるう行動は”痛いんだけど、何とかしてくれる!”と誰かわかってほしいいと訴えている行動なのではないでしょうか?。ある日本の施設で、認知症のおじいちゃんが施設内を歩いてる人の足を杖で殴ったり、足をかけたりして介護の方々を困らせていました。そしてとうとう車椅子ごと人が通らないトイレの近くに移動させられました。ある日シーティング技術を学んでいたスタッフが”おじいちゃんお尻が痛いのかな?”を気づき体圧分散の優れたマイスターファニチャーを持っていたら、笑顔が戻りその後一般の利用者の方と仲良く過ごすことが出来るようになりました。この認知症の方は椅子が問題行動の解決になりましたが、皆さんが使う問題行動は介護側から見た問題行動で認知症の方から見たら少し分かって欲しい事の表現だったりするので、同じ目線で感じることが介護の方にとっても大切な事ではないでしょうか。

我々は認知症の人に礼儀正しく尊敬の念をもって対処することがとても大事なことです。そのために専門家が書いた対処法をしっかりと身につけて接することで、お互いに傷つけることなく穏やかな時間を少しでも多く作る努力をして行くことを強く望みます。

認知症の方に必要な食堂椅子はライフチェア、下記ページで詳しくご覧ください。

https://dermeister.co.jp/products/life-chair/

居間でくつろぐ時に使用していただきたいハイバックチェアは下記のマルチチェアとリクライニングチェアです。マルチチェアはご家族と同居されている方、リクライニングチェアはお一人で生活されている方にお勧めです。

マルチチェアhttps://dermeister.co.jp/products/multi-chair/

リクライニングチェアhttps://dermeister.co.jp/products/reclining/

 

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