マイスターファニチャーの想い

ご両親が、寝たきりの長寿にならないために!

最近、私は両親に椅子を贈りたくなるようになりました。両親は私にとって最も大切な存在であり、いつも私を支えてくれています。しかし、彼らが座っている椅子は年月とともに劣化してきており、身体を預けるには少し不安な感じがします。そこで、今回は「生涯椅子」という概念を知り、この椅子を贈りたいと考えました。この椅子は、長時間座っていても疲れず、身体に優しく、いつまでも快適に過ごせる椅子なのだそうです。この椅子があれば、両親が心地よく過ごせる場所を提供できると思います。座って過ごす時間は、私たちにとってとても大切な時間です。だからこそ、両親が座る椅子には無頓着にならず、自分たちの身体に合った椅子を選びたいと思います。この“生涯椅子”があれば、年を取ることも悪くないなと思いました。両親がこの贈り物を気に入ってくれることを願い、素敵な椅子を選んでみようと思います。

北欧の高齢者

それでは福祉先進国である北欧の国に住む高齢者の生活はどうなんでしょうか?
我々は日本で福祉、介護、医療に従事している方々と一緒に北欧の高齢者施設、個人宅を訪問する事が多くあります。
北欧では寝たきりまたはベッドで休んでいる高齢者を施設でも、個人宅でも見ることが少ないです。
また訪問して驚くことは、高齢者のご婦人は、朝からオシャレをして、綺麗にセッテイングされた朝食のテーブルに着かれることです。
これは朝起きて一日の始まりである寝間着から生活着に着替えることが、脳を活性化し、寝たきりを予防する為に誰にでもできる、最も良い方法かもしれません。
朝起きて着替えをし、朝食を食べて庭を散歩し植物の手入れを少しして部屋に帰り安楽椅子に座り読書、編み物等をして午前中を過ごします。
昼食をとった後は安楽椅子に座って昼寝し、施設であれば、みんなが集まって本を読みあう”読書療法”によって脳の活性化をはかります。
個人宅の元気な老人は、午後に友達が集まりおしゃべりをして過ごします。                                                                          椅子が居場所をつくり、椅子のある場所が生活の中心となっています。

 

日本の高齢者・日本人の心情

我々は両親または配偶者が病気とか高齢になって身体が弱ってくると真っ先にベッドを購入します。これは昔から日本では寝て養生する事が最善の方法と信じているからです。
また北欧のように朝生活着に着替えて食堂テーブルで朝食を取らすことが、身体の弱っているその人たちにとって辛い事だから寝間着のままにして、食事をベッドまで持っていき、食べさせてあげる。これは言い換えるならば日本人の優しさ、思いやりではないでしょうか。
しかし今後この日本人の思いやり、優しさが高齢者の寝たきりを増やしていくのではないでしょうか。
ベッドで背を起こして座っている高齢者の方々を個人宅ではよく見ますが、ベッドで座っている姿勢は体力を必要とします。若者でもこの姿勢を長時間続ける事は至難なことです。よってこの姿勢が取れることは、全員とは言いませんが、ちゃんと歩くことが可能な身体能力が残っている事なので、ベッドの代わりに椅子に座って出来るだけ自立生活を過ごす事をお勧めします

高齢者と椅子

長い老人の歳月を穏やかに過ごすためには、もちろん専門の介護士、ペルパーさんが必要ですが、自分の居場所をいつも確かにしてくれる椅子の存在も、専門家以上に大事な福祉道具であることは間違いありません。

マイスター・ファニチャーの効能

弊社椅子【マイスター・ファニチャー】は、高齢者にとっていくつかの効能があります。主な効果としては以下のようなものが挙げられます。

1. 肘の形状に、立ち座りが楽に出来き、転倒や転落の危険性が無いように設計されています。

2. ノルウェー製のノウハウで製造したモールドウレタンが、腰や背中をしっかりと支えることができるため、長時間座っていても疲れにくくなっています。

3.立ち上がる時”踏ん張りの利く”クッションの硬さに仕上げていますが、しかし長時間座ってもお尻が痛くならないので、ストレスがたまらづリラックスできます。

4. 椅子の座角度が数百通り調整できるので、身体の変化に合わせて生涯楽に座れます。

5.弊社の椅子は、身体の柔軟性が低下している高齢者にとって、自分の居場所を作る為に、より快適な座り心地を提供することができます。

私たちが扱う椅子は、ただ工場で作られた工業製品ではありません。使う人が生涯友として、また支えとして共に過ごしていける道具を販売しております。
死ぬまで元気で、自分らしく過ごしていただく為にも、老いの歳月を支えていく椅子をお届けする事を誇りにして、邁進していきたいと想っております。