パーキンソン病の日常生活改善に役立つ椅子選び5つのポイント

マイスター・ファニチャーでは介護椅子メーカーとしてパーキンソン病を患う方に対してできることを25年間模索し続けてきました。弊社に寄せられた、過去25年間のパーキンソン病に関する問い合わせを専門家の理学療法士と作業療法士によって分類した結果 椅子でパーキンソン病の生活環境改善つながる5つポイントが分かってきました。

1位:姿勢の崩れを防ぐ

パーキンソン病の方は、正しい姿勢で、長く座っている事が出来ません。座っている時にも、姿勢をまっすぐ保つことができず、斜めに傾いてしまいます。

座位姿勢を正しく保持し崩れを改善するには普通の椅子ではできません。普通の椅子の背角度と座角度は決まったまま動かないので、楽な姿勢に体位を変換できません。

その為に、弊社ハイバックチェア【マルチチェア】の背のクッション形状が左右から体幹を抱え込むように張り出しているので、パーキンソン病特有の右側に傾く姿勢を防いで、正しい姿勢で座ることが出来ます。

マルチチェアは、背を倒すリクライニング機能と、リクライニング機能で最適な角度を作り、その快適な角度を保ちながら、後ろに倒せるティルト機能の2種類が装備されているので、体調に合わせて好きな角度がいくらでも調整できます。

朝リラックスしたい時、背を倒して胸を開けることで呼吸が楽になり、お尻が滑り落ちそうな時は同じ角度で後ろに倒せれば筋の緊張は少なくなります。

これらの機能を利用することでより体圧分散がより有効になるので、まさに無重力の、繭に包まれた様な座り心地が出来ます。

パーキンソン病の方の要求にこたえる為に作られた椅子が弊社で扱うマルチチェアです。

 

2位:座位を心地よく維持する

 

パーキンソン病の方の求められる座り心地は、一般の方とは違う要素が必要です。

それは立ち上がる時に必要な”踏ん張り”が出来る座クッションの反復力です。柔らかいクッションだと何かに摑まらないと立ち上がれません。

健常者の方は立ち上がる時腹筋を利用して楽に出来ますが、パーキンソン病の方は大変難しい動作です。

その為に硬いクッション、しかし長時間座ってもお尻が痛くならない硬度が必要になってきます。

マイスター・ファニチャーのクッションは、福祉分野の先進国であるノルウェーのモールドウレタン製造会社と共同開発したクッションを使用しています。

クッションが硬くても長時間楽に座れ、正しい座位姿勢を保つことが出来ます。

マイスター・ファニチャーは傾かず、長時間お尻が痛くなくリラックスして座っていただける椅子を作って販売しております。

3位:立ち座りの不安を解消する

パーキンソン病の方は、リハビリの一環として立ち座りの動作は大事な運動です。しかし転倒する危険性が高いためその動作は十分に注意が必要です。

パーキンソン病の方が立ち上がる時、肘を握ってお尻を前に移動して立ち上がる動作に入ります。この時肘の形状と太さが重要になってきます。力が入り易い太さにしてあります。

また立ち上がった時から動き出すときまで、しっかりと身体を支えていられる肘形状が大事です。

マイスター・ファニチャーは安心して立ち座りの出来る椅子を販売しております。

 

4位:寝たきりを予防する

今まで弊社で椅子をご購入いただきましたパーキンソン病の方からは「寝たきりにならずにすんだ」というお声をいただくことが多くございます。

しかし転倒して寝たきりになる可能性は高いようです。

お問い合わせいただいた方は、パーキンソン病の両親、連れ合いの方からの問い合わせが多く、独居生活の両親を気遣って生活に必要な道具として椅子を購入いただいています。

寝たきりはパーキンソン病の方だけではなく、歳を重ねれば住居の中で身体を預ける場所がないためベットで過ごすことが多くなります。

寝て過ごすとまず便秘になり、下肢筋力の低下でよりベットで過ごすことが多くなります。パーキンソン病の方は寝たきりになってしまうことにより認知症を誘発する原因にもなります。

医療技術が発達し寿命が延びる中、寝たきりの期間が長くなることは本人も辛く、介護をする肉親にも辛くなります。

椅子に座った姿勢は、内臓の働きを維持して健康な身体を保ち、寝たきりを予防する道具として役に立ちます。

5位:誤嚥を予防する椅子

パーキンソン病の方は食事で苦労をされます。

その為に少しでも食事が楽に出来要るように食堂椅子を通常の椅子と違った仕様にする必要があります。

弊社のライフチェアは、一般的な椅子と比べ背角度が少し立っています。食事時の背中の立った角度によって誤嚥の予防にと、立ち上がり時の始動が楽に出来るようにデザインされています。

もちろんその事で座り心地が損なわれることはございません。

また食べこぼしをした場合は、座の布地は脱着して洗濯ができるので清潔に保つことができます。

右に傾斜をサポートするクッションも用意しました。

少しでも食事を楽しく、めしあげっていただく為に創意工夫した椅子を販売しております。

最後に

パーキンソン病は命にかかわる病気ではありません。しかし長く付き合っていく病気でもあります、

京都大学が、パーキンソン病患者様にIPS細胞を使った治験を開始しましたが、実行されるまでの時間を、少しでも快適な環境を椅子を使用して作っていただきたいというのが我々の願いです。

以下のページで製品の特長を紹介しておりますので、是非ご覧ください。

パーキンソン病に役立つ椅子

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